投稿日:2022年9月27日
最終更新日:2022年9月27日
マイニング必要速度

マイニングに必要なインターネット速度はどれくらい?

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WRITER 安達 定幸
代表取締役
マイニングに必要なインターネット速度はどれくらい?

マイニングに必要なインターネット速度はどれくらい?

今回はインターネットの通信速度を取り上げ、マイニングにおすすめのインターネット速度について解説していきます。
どのようなインターネット速度が推奨されているのかを説明する前に、レイテンシーや帯域といった基本的な用語について説明したいと思います。
ここでは、水道管を例にして説明します。インターネットのデータ通信は、パイプの中の水の流れに例えるとよくわかり、説明しやすいでしょう。

レイテンシーとは?

レイテンシーとは、データがAからBに送信され、Aに戻ってくるまでの速さのことです。
この時間は通常、ミリ秒(ms)で測定されます。これはpingとも呼ばれます。
パケットが宛先のマシンに到着して戻ってくるまでの時間、つまり往復の時間を測定します。

水道管に例えると、レイテンシ-とは、水が目的地に到達して戻ってくるまでの時間です。
パイプが大きいか小さいかは関係ありません。重要なのは、いかに速く水が目的地に到達するかということです。

帯域幅とは?

帯域幅とは、同時に送信できるデータ量のことです。通常、これは1秒あたりのメガビット(Mbps)単位で測定されます。

水道管に例えると、パイプの中に同時に送ることができる水の量です。
パイプの直径が広ければ広いほど、同時に運べる水の量は多くなります。
パイプの直径が小さいほど、運べる水の量は少なくなります。

マイニングでは、どのようなデータを使用するか?

マイニングでは、非常に低い帯域幅を使用します。マイナーで受信し、ストラタム(プール)に送り返されるパッケージは、非常に小さいサイズです。送り返されるデータパケット(マイニングジョブ)は、数バイト程度の大きさしかありません。

しかし、このデータパケット(マイニングジョブ)は、非常に高速に送り返す必要があります。もしジョブがストラタムやプールに送られるのが遅ければ、そのジョブは破棄されます。拒否されたシェアには対価が支払われません。

マイニングの場合、レイテンシーは重要です。もしあなたがマイニングサーバーから遠い場所にいるのであれば、リジェクトされる確率が高くなるかもしれません。インフラにボトルネックがある場合や、その他の方法で高いレイテンシーを引き起こす場合も同じことが起こり得ます。

仮想通貨のマイニングに必要な最低限のインターネット速度とは?

レイテンシーが重要です。
例えば、SIMモバイルホットスポットを使用すると、レイテンシーが高くなる場合があります。マイニングのレイテンシーが70ms~100ms未満で、リジェクトがない限りは問題ないでしょう。
ただし、ソフトウェアのアップデートや新しいバージョンをダウンロードする際に問題が発生する可能性があります。

それ以外では、マイニングを行うためにどのようなインターネットを利用すべきかはわかりません。
できれば、ISPやモバイルホットスポットからのデモを試してみることをお勧めします。
2Mbpsや5Mbpsのインターネット接続でも、比較的大きなマイニングファームであれば問題なく利用できます。