ブロックチェーンの基礎知識 - ハッシュレートとは何ですか？

ハッシュレートは、Proof of Workコンセンサスの構成要素です。Proof of Workは、簡単に言えば、ブロックチェーンに新しい取引を添付し、取引を確認する複数の参加者（マイナー）間の競争システムを保証するものです。

ブロックチェーンに取引を添付するために、マイナーはまず、ハッシュ関数とも呼ばれる一方向性関数に対する解を見つけなければなりません。

ハッシュ関数は、出力情報の背後に入力情報を隠すことができる優れた方法です。入力データ（取引）を知らなければ、出力だけからそれを推測することは実質的に不可能です。ビットコインのプロトコルでは、nonce（一度だけ使われる数字）と呼ばれる別の文字列を使用します。これにより、マイナーはハッシュ出力が要件に一致するまで操作することができます。

マイナーは、ネットワークの難易度によって指定された出力データの一部を推測するために、nonce（1度だけ使用される番号）を推測しています。正しいnonceを当てることで、ブロック内の取引のハッシュ出力を正しく推測することができます。

1秒あたりの推測回数をハッシュレートといいます。

そのため、例えば1秒間に1000000回の推測は、1メガハッシュ/秒（MH/s）に相当します。RTX 3090は、DaggerHashimoto（Ethash）アルゴリズムで約115MH/sでハッシュします。これは、1秒間に115000000回の推測に相当します。

推測の難易度（推測にかかる時間）により、計測単位は異なる場合があります。一般的にDaggerHashimotoアルゴリズムを採掘すると、KAWPOWアルゴリズムを採掘するよりも推測が速くなります。そのため、DaggerHashimotoのハッシュレートはKAWPOWの場合よりも高くなります。